西奈彌羽黒神社崇敬会は2009年(平成21年)7月、村上の総鎮守である西奈彌羽黒神社の護持発展と、神社例大祭にあたる祭礼文化を後世へしっかりとつなげていこうと設立されました。
神様と私たち人間がともに和み、楽しく過ごすという祭礼や神楽の本質を表現する言葉「神人和楽」の精神を重んじて、地域のみなさまと手を取り合いながら、心豊かな郷土づくりやかけがえのない伝統の継承、未来を見据えた創造に寄与していくと肝に銘じています。
「神人和楽」の精神で伝承と創造を
設立後の具体的な活動の第一歩目は、「湯立神楽」という神事を130年ぶりに復活させたことです。
無病息災や五穀豊穣を願う湯立神楽は神社宮司と寺院住職が執り行う神事で、明治初頭に神仏分離が発せられるまで、西奈彌羽黒神社では続けられていました。湯立神楽の歴史は古く、また、神社によっても様式がかなり違いがあるそうです。西奈彌羽黒神社のかつての宮司・江見啓斎が残した日誌には、藩主の公務の折に何らかのトラブルがあると湯立神楽を執り行っていたとあり、時代の波に飲まれるように一度途絶えてしまった神事が、いかに歴史的、文化的価値の高いものかうかがい知れます。
その後も湯立神楽を斎行し続け、本殿階段の手すりや高張り御神燈などの営繕などの環境整備事業を行っています。
村上の誇りを正しく世界へ
神事の斎行、本殿ほか摂社、境内の管理保全は宮司を中心に氏子会が担っています。村上郷に暮らす人々からなる氏子が様々な務めや奉仕を行う活動について、地縁に関わらず神社への篤信者からなる崇敬会では、氏子会の運営補助も続けています。
さらに、西奈彌羽黒神社例大祭である村上大祭が、国指定無形民俗文化財、ユネスコ無形文化遺産への指定や登録に際しての支援活動を行ってまいりました。
近年の新型コロナ禍や時代の流れもあり、崇敬会の活動が足踏みを強いられる苦境にもありましたが、村上まつりの屋台行事のユネスコ無形文化遺産登録を受け、また、御遷座400年祭を控えていることから、組織を新体制として刷新し再始動に至っております。
再始動は神社の維持や修繕、神事斎行などの日常を支える「日々の守り手」と、村上の誇りといえる神社の価値や人々の崇敬の思いを広く発信する公式ウェブサイト構築や、様々な重要事業を支える「未来の創り手」の二つの柱からなる御寄進のお願いからはじまりました。
人口減少や世相が神社護持にも影を落とした時期もありましたが、映えあるユネスコ登録という歴史的節目を迎えることができた喜びを糧に、再び歩み出しました。
先人が守り伝え続けてきたお祭りの熱気と、時代や世代を超えてたくさんの人が関わり支え合う温かい地域文化を次世代へつなぐため、みなさまのお力添えをお願い申し上げます。

加藤 善典 会長
若い頃の私にとって西奈彌羽黒神社は、崇敬の念を抱くというよりも、友人と気軽に2年参りに行く程度の存在でした。
しかし、崇敬会の再始動に関わる中で、神社創建の謂れや崇敬を集めてきた歴史、保全や修繕のほか、関わる人の様子などの現状を知る機会をいただきました。
学びを深めていくほどに、いかに長い年月に渡って村上に暮らす人の心の拠り所になってきたかということ、そしてさらにこれからも守り、支えていかなければいけない大切な存在であることを強く感じました。
かつては人が集い、地域の心をつなぐ中心的な役割が神社にありました。
長く時を重ねてきた今だからこそ、村上郷を拓き総鎮守として見守ってくださる神様をお祀りする神社を中心に、人と人がつながる新しいまちづくりが発展していけば、と感じています。神社に関わる人が増え、足を運ぶ人が増え、大切に思う人が増えることも、郷土を知り、郷土愛を新たにすることにつながるのではないでしょうか。
知ることからつながる大切にする思い
神社の縁起や起源をたどり、村上で暮らしてきた人の存在に思いを馳せる時間によって、私自身の持つ、郷土を誇りに思う心や愛着が深まりました。
村上まつりの屋台行事がユネスコ無形文化遺産に登録されたことが、崇敬会再始動の背中を押してくれましたが、お祭りの「心」は歴史絵巻とも讃えられる行事の華やかさだけにあるのではなく、村上のまちを見守り続けてきた神社への感謝と敬意の中にもあります。
神社でもお祭りでも、大切にするものが同じ人がまわりにも、過去にも未来にもいるということは素晴らしいと感じています。
崇敬会を通じて、神社を支える輪、地域を応援する輪を少しずつ広げ、次の世代へ大切な歴史や文化をつないでいければ幸いです。今後とも、ご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
DATA
西奈彌羽黒神社崇敬会
会長 加藤 善典
設立 2009年(平成21年)
役員数 6人
会員数 法人、個人ともに100を目標に拡大中
西奈彌羽黒神社 崇敬会 令和8年度 会員募集
西奈彌羽黒神社崇敬会では、村上まつりの屋台行事が「ユネスコ無形文化遺産」に登録されるという歴史的な節目を迎えた喜びを、当会が再び歩み出すための大きな糧とし、7年後の2033年(令和15年)に控える「御遷座400年祭」を見据え、運営体制をより確固たるものにすべく再始動し、新たに広く会員を募集いたします。
その第一歩として、西奈彌羽黒神社の正しい歴史と文化、そして村上大祭を広く発信し、次世代へ記録を繋ぐための「公式ウェブサイト」を制作いたしました。
つきましては、新たな決意で歩み出す当会の趣旨にご賛同いただき、温かいご支援を賜りますようお願い申し上げます。
尚、お申込みにつきましては、webフォームまたは別紙「募集要項」ファイルをご確認の上、申込用紙でのFAX送信をご利用ください。
募集要項
西奈彌羽黒神社を次代へつなぐため、本年度より以下の「二つの柱」で会員を募っております。
(令和8年度対象期間:令和8年4月1日 ~ 令和9年3月31日)
柱その1「日々の守り手 」
神社の維持修繕、冬囲い、例祭の斎行など、神社の「日常」を支えるための継続的なご支援です。
●会費区分
・個人会員 年会費 3,000円
・法人会員 年会費 10,000円
●会員待遇
・神社崇敬者台帳に登録し、本殿に奉斎いたします。
・湯立神楽にて特別大願成就札を授与いたします。
・各種祭典、行事へのご案内を送付いたします。
柱その2「未来の創り手」(柱その1+プロジェクト寄進)
神社の日常を支えると共に、重要事業を完遂するための特別なご支援です。
本年度は「公式ウェブサイト構築」を重点プロジェクトとし、一定額以上のご寄進をいただいた皆様には、上記の会員待遇に加え、新しく作成したウェブサイト内にお名前(社名)を末永く刻ませていただきます。
●会費区分
・個人会員 合計10,000円以上(お名前を掲載)
・法人会員 合計20,000円以上(社名を掲載)
※上記のご寄進額には【柱その1】の年会費を含みます。
※いただいた寄進金は、サイト構築後、鳥居の更新や参道補修などの重要事業に順次活用させていただきます。

